富山県では、全国と比較して保育士の給与が高いことや、比較的採用されやすい地域であることをご存知でしょうか。
このページでは、富山県で働く保育士の給料や転職するのに必要なポイントについて詳しくご紹介していきます。
1.富山県における保育士の給料
都道府県ごとに全従業者の平均年収も保育士の平均年収も異なりますが、必ずしも全従業者の平均年収が低い地域だから保育士の年収も低いというわけではありません。
では、富山県で勤める保育士の給与はどのようになっているでしょうか。
(1)保育士の平均年収は309万円
富山県の場合には、全従業者の2016年における平均年収は423万円で全国の469万円には及びませんが、保育士の平均年収だけを見ると全国平均の309万円よりも高く、保育士の給料が必ずしも低賃金というわけではありません。
(3)高待遇が望める公立保育園
富山県には公立の保育園もあれば私立もありますが、給料の面で高待遇となっているのは公立保育園です。公立保育園で働く保育士の場合、公務員というステータスとなり、給料やボーナスは県の規定に則って決められます。
公立保育園では年に2回ボーナスが支給されている
公立保育園の場合、年に2回支給されるボーナスによって保育士の年収はかなりアップするので、公立保育園の求人は大人気となっています。
ポイント
富山県における保育士は比較的働きやすく、待遇面で不満を抱えることが転職理由になることが少ない地域と言えるでしょう。
2.富山県における保育士と保育園の現状
富山県特有の家庭環境により、全国に比べ富山県では保育士人口が少なく、保育園自体も少ない傾向にあるようです。
詳しく説明していきます。
(1)保育園が無くても保育可能な家庭が多い
富山県では県庁所在地となる富山市周辺では核家族も多く見られますが、複数世帯が同居していたり、別居していてもすぐそばに祖父母が住んでいたりして、子どもがいる家庭にとっては保育の選択肢は保育園以外にもいくつかあることが珍しくありません。
ポイント
希望する保育園に入れなくても祖父母に保育を任せてママさんは働きに行くことができ、待機児童問題がそれほど深刻ではないのです。
(2)富山県の保育士人口は3900人前後
富山県の保育士人口は、毎年大きな変動はなく、大体3900人前後となっています。この数は全国の都道府県別では32位となり、保育士の数自体は平均よりも少なくなっています。
安定した保育園数と保育士人口
富山県では、保育園の施設や保育士の数はだいたい安定しているため、今後も大きな自然災害などが起こらない限りはバランスを維持できることが予想されています。保育士の平均年収が高い富山県なら、安心して働けることでしょう。
(3)富山県の保育士求人倍率は1.85倍
富山県の保育士の求人倍率をみてみると、1.85倍となっています。保育士にとっては希望する求人がそれほど大激戦になることなく、比較的採用されやすいということを示しています。
保育士の仕事が比較的見つけやすい現状
保育士にとって激戦区となる東京においては、1つの仕事に5人の保育士が応募するという超激戦となっていて、希望する仕事につけない人は少なくありません。
そうした地域と比較すると、富山県は保育士にとっては仕事を見つけやすく、働きやすい環境にある県と言えるでしょう。
3.富山県の保育士転職の注意点
先ほども述べたとおり、富山県における保育士の求人倍率は1.85倍となっており、働きたくても働き口がないというほど不足しているわけではありません。保育士がそんな富山県で転職する際に気を付けることとは一体どのようなものでしょうか。
ひとつずつ見ていきましょう。
(1)選択肢が少ない傾向にある
転職を考える際には、年収アップや職場の雰囲気、勤務時間など、転職先に求める条件や希望はたくさんあるものです。しかし、富山県地方等、求人倍率があまり高くないエリアにおいては、自分の持っている条件や希望にこだわりすぎてしまうと、条件の合った仕事が見つかりにくくなってしまうので気を付けなければいけません。
ポイント
転職活動をする時に出されている求人の中から、自分の希望に近いものを選ぶことは必要ですが、フレキシブルに対応出来る心構えをしておきたいものです。
(2)夏と冬で通勤時間が大きく異なる場合がある
富山県の冬は豪雪地帯となるため、夏と冬とでは通勤時間に大きな差が生じてしまいます。転職先を探す際には、冬の通勤方法やかかる時間もしっかりと考えたうえで転職先を見つける必要があります。
豪雪時には通勤時間が何倍にもなるリスク
季節に応じた通勤時間を考慮しなかった場合、夏に転職をすると、雪が降りだす前までは通勤に問題がなくても、豪雪になって通勤時間が何倍もかかるようになってしまうと、通勤がライフスタイルにも大きく支障をきたしてしまう可能性があるので注意しましょう。
4.富山県で保育士求人を探すポイント
富山県で保育士求人を探す際には、様々な方法を活用してみましょう。主に都市部や地方によって求人件数や条件が異なってくるようです。
ひとつずつ紹介していきます。
(1)都市部は選択肢が多い
県内でも富山市のようにたくさんの人が生活している都市部では、保育士転職サイトで求人情報が取り扱われていることが多く、広い範囲の中でたくさんの選択肢の中から求人を絞り込むことができます。条件や希望にこだわって仕事探しをしたいという人なら、保育士転職サイトを利用する方法が良いでしょう。
(2)地方の求人は少ないため工夫が必要
富山県では都市部に人口が集中しているため、地方や山間部に行くと、保育園の数が少なくなり、保育士の求人募集数も少なくなってしまいます。
今すぐに保育士として働きたい人は、エリア面で妥協して都市部で働きはじめ、通いやすいロケーションで求人が出たら転職するという働き方を検討することが必要です。
地方の保育園は数も少なく離職率も低い
地方や山間部では、働く保育士たちは離職しない傾向があり、そのために求人募集が出るのを待っていてもなかなか出ないことが少なくありません。
(3)転職回数が多いと不利になることがある
離職率がそれほど高くない富山県では、転職回数が多くなってしまうと、それだけで採用の際には不利になることが考えられます。
キャリアアップ転職や、引越しなどやむ負えない場合には転職回数が増えても問題ありませんが、職場によっては転職回数が多いことで敬遠されてしまうことがありますので注意してください。
ポイント
不採用になってもめげずに根気よく転職活動をすることが、富山県で保育士求人を見つけるポイントと言えます。
まとめ
富山県では保育士への高待遇により、保育士の離職率が低く、保育士という資格を生かしてキャリアアップをしながら長期間保育士として働きやすいというメリットがお分かり頂けたかと思います。
保育士の賃金が他の仕事と比べると低賃金になってしまう都道府県では、仕事で生計を立てられずに別の仕事に転職せざるを得ないケースが多い為、それに比べると富山県は保育士にとって働きやすい地域と言えるでしょう。
これから富山県で保育士の転職をお考えの方へのお力になれれば幸いです。
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