働いているということはさまざまな理由がありますが、いつかは退職をする時が来るこということでもあります。退職するときには、入社同様、必ず必要な手続きがたくさんあります。
このページでは、保育士が退職をするときに必要な手続きと、辞める時の心構えやマナーについて詳しく説明してゆきます。
1.保育士退職時の心構えとマナー
保育士が転職するにあたって、今の職場を辞めるとします。退職するにあたって、マナーがあります。いままでお世話になった職場なのですから、マナーと節度を持って、辞める心構えをすることが重要です。
退職を考えた時に
例えば「突然退職します」というのは、いくらなんでもマナー違反といえます。突然人材に穴が生まれると、周りの同僚も困ってしまいます。まずは直属の上司に辞める意思を伝えることです。少なくても1か月前・できれば2~3か月前までに伝えておきましょう。
退職を伝えるときに注意すべきこと
退職したい旨を伝えるときに周りの同僚に話して、そこから上司の耳に入るとか、上司の頭越しで退職の話をすると上司のメンツが丸つぶれになりますので注意してください。上司の印象を害し、辞められないように邪魔してくる可能性もありますから、直属の上司に最初に退職の意志を伝えるように心がけましょう。
退職の意向は口頭で
退職の意向を示す場合、メールやラインを使うのは失礼にあたります。必ず口頭で伝えることが大事です。
退職の承認が下りたら
退職を認めてもらったら、引き継ぎを始めることです。皆さんが辞めることで今まで担当していた業務を他の誰かに割り当てないといけません。後継者が決まり次第、その人に自分のやっていた仕事を伝えることです。長年担当していた仕事は皆さんにとっては簡単にできることかもしれません。
引き継ぎ時のポイント
引き継ぎする内容によっては初めて内容だったりと、担当する人にとってはわかりにくいものもあります。ですから丁寧に誰でも理解できるように説明することが大事なポイントです。
まず口頭で業務の説明をして、そして実際にやって見せ、その後継者にやってもらう流れが、相手も理解しやすいはずです。自分が保育園を離れた後で仕事のやり方で困らないようにするために、引き継ぎ内容などを記したマニュアルなどを作成して渡しておくと親切です。
2.保育士の退職時に返却するもの
保育士が今の職場を退職する場合、いろいろな事務手続きを進める必要があります。その中でも保育園に対して返却するものもあれば、受け取るものもあります。このような受け渡しの手続きで手抜かりのないようにしっかり準備しておきましょう。
健康保険証の返却
まず保育園に返却しなければならないものですが、健康保険証があります。保育園などが保険組合を作っていて、職員はその被保険者になります。しかし保育園を辞める以上、保険組合からも離脱することになります。そこで辞める時までに健康保険証を返還する必要があります。ただしこの返却をするにあたって、コピーを残しておくと良いでしょう。
健康保険証の返却した後の注意点
健康保険ですが、保育園の保険は利用できなくなります。この場合、家族の健康保険の被保険者になるか国民健康保険に入るか、任意継続健康保険に加入するかのいずれかの方法があります。
任意継続健康保険に加入する場合には、健康保険任意継続申請書を受け取る必要があります。
備品の返却
事務用品をはじめとして、保育園から支給されていた備品はすべて返却するのがマナーです。保育園の費用で購入している以上、保育園で仕事をしなくなれば返還しなければなりません。業務に関係する書類も持ち帰ることはできません。たとえばファイルなどで整理して、所定の位置に戻しておくことです。
その他に返却するもの
また保育園の中での身分証明書をもらっていたはずです。このような身分証明書も、退職するときに返却しなければなりません。たとえばIDカードとかネームプレートのような類です。
定期券を保育園の交通費で購入していたら
保育園に通勤するにあたって、電車やバスで通勤している人はいませんか?この時保育園の交通費で定期券を購入している人も多いでしょうが、残り期間がある通勤定期券は保育園に返還する必要があります。
パソコンに保存している不要なデータは消去する
また最近では子供たちのデータなどを管理するにあたって、パソコンを使用している保育園もあるでしょう。このようなデータに関しても、必要なものは残して、USBメモリなどでコピーすることのないように気を付けましょう。また不要なデータやファイルがあれば、消去しておくことです。
返却しない・紛失してしまうと
中には返却しなかったり、紛失したりしまった場合には始末書を書かされるとか、罰金を取られるような保育園もありますので注意しましょう。
3.保育士の退職時に受取るもの
逆に保育園を辞めるにあたって、保育園から受け取るものもあります。忘れずに受け取るようにしましょう。まずは年金手帳が必要です。
その他には雇用保険被保険者証も必要になりますから、退職する前に受け取れるように手配しておきましょう。
源泉徴収票の受取
さらに源泉徴収票を作成してもらうようにお願いしましょう。なぜ退職するときに源泉徴収票が必要なのか疑問に感じる人もいるでしょう。
年金の減額・免除を申請するとき、税金に関する手続きをする時に必要になるためです。
離職票の受取
離職票は絶対必要で、ハローワークで手続きをする時に必須となります。すでに転職先が決まっているのであれば、離職票は必要ないのでは、と思う人もいるかもしれません。しかし離職票を受け取ってハローワークで所定の手続きをすると、通算して失業保険の給付を受けられる可能性があります。
まとめ
保育士の中では何度も転職を繰り返す人も結構多いです。そのような人を見てみると、軽はずみに離職している人も目立ちます。人間関係などで嫌なことがあった、仕事で辛いことがあっただけで簡単に転職をするのは避けるべきです。辛いことがあってもすぐに退職となるのではなく、本当に辞めるしか方法がないのか、他に解決策はないのかを考えることも大事です。
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