子供たちが朝から夕方まで過ごしている保育園。保育士の昼休憩は、子供たちの昼寝中に交代で取るようになっていることが多いようです。そんな昼の休憩も、園によってその実情は様々です。項目別に分けてみていきましょう。
1.保育士の昼食は給食・お弁当は園によって違う
完全給食の保育園の場合、”もちろん保育士員も給食でしょ!”と思っている方もいますが、そうとも言い切れません。
保育士全員が給食を食べるという園だけではなく、幼児クラス(子供たちと一緒に給食を食べる)の保育士のみ給食を食べるところ、給食は子供たちだけで保育士は全員お弁当持ちの園など、様々です。
給食はお給料から天引きされるので注意
特に、一人暮らしの保育士の場合には、給食の有無は気になるところですよね。朝の忙しい時に、お弁当の用意をするのも大変ですし、給食なら栄養バランスの良いメニューを日々いただけるので、健康にも良さそうです。
ちなみに、給食をいただく場合には、”給食費”がお給料から天引きされることもお忘れなく!
弁当でも有意義なランチタイムを
私にとっては、給食がないというのもなかなか良いものです。例えば、夕飯の残り物を弁当箱に詰めていって食べることや、通勤途中のおいしいパン屋さんで買うのも楽しみです。また、小さい子がいると、家では食べにくいカップラーメンなども、職場では堂々と食べられます。
さらに、私の職場には、電子レンジ、冷蔵庫、お湯が保育士用にあるので、私はこちらも活用し、有意義なランチタイムをしています。
2.休めない保育士がほとんど、保育園には休憩室がある?ない?
休憩室が別室であるような保育園では、子供とは離れて休憩時間を過ごせることが多いようです。しかし、最近増えているような小規模の園には、保育士用の休憩室がないことがほとんどです。
その場合、休憩は子供たちが昼寝をしている傍や、狭い着替えスペースでこぢんまりと休憩を取るような形になります。
子供と同室での休憩する場合は休めない
この場合、昼寝中の子供がトイレに起きたら付き添わなければいけなかったり、赤ちゃんが泣いたら抱いてあやしたり、時にはおんぶ紐でおんぶしたまま自分の食事をとるなど、休憩時間が休憩になっていないことも……。
連絡帳を始め、書類作業や作り物に負われて休めない
休憩用の部屋で休憩を取れるという場合でも、連絡帳を始め、書類作業や作り物に追われて休憩時間を過ごすということもよくある話です。
ロッカールームなどでの休憩では、窓もなく息苦しい雰囲気で、こちらもあまり休まりません。
3.保育士が休憩時間に休みにくい場合の2つの対処法
子供たちの部屋と別室であれ同室であれ、休憩時間に休めないという環境は、午後の勤務も辛くなってしまいます。園長などに話して状況を変えてもらえれば良いのですが、それもなかなか難しいことでしょう。
そんなときに使える二つの方法をご紹介します。
(1):休憩時間を取らなくても良い勤務時間で働く方法
まずは、休憩時間を取らなくていいような勤務時間にすることです。6時間を超える勤務時間の場合、雇用者が休憩を与えなければならないという決まりがあります。ですから、朝の7時30分から昼の1時30分までの6時間ちょうどの勤務時間であれば、休憩を取らずに勤務を終えることができるというわけです。
ですが、この方法は、パートタイムの勤務にしか使えません。そこで正規の保育士として勤務している場合にも使える対策を次に考えてみます。
(2):休憩時間の過ごし方を自分なりに工夫する
それは、休憩時間に外出するという方法です。近くにファーストフードがあればそこを利用して、食事を取ったり、コーヒーを飲んだりできます。出費がありますが、休憩時間を休めないよりは良いのではないでしょうか。
お金をかけずに過ごしたいというのであれば、天気の良い日には公園でのんびりすることや、車通勤であれば駐車場に行って一眠りもできます。近くに公民館や市民センターのような公共施設があれば、雨の日でも利用できますね。
毎日の外出は気が引ける場合もあるかもしれません。そんなときには、「昼に家に戻って洗濯物を取り込みたい」「同居の祖母の様子を見に行かないといけない」などの都合を理由にしてうまく乗り切りましょう。
ただ、昼休みは保育士同士の交流の時間でもあるので、そこは職場の空気を読むことも忘れずに!
まとめ
昼ご飯を食べて体を休める大切な時間、それが昼休憩です。
たかが休憩、されど休憩。一日の勤務時間が長ければ、休憩時間でしっかり栄養を取って体を休めることが欠かせません。職場の環境を変えることは難しいと思いますので、自分自身で工夫してより快適な休憩時間を過ごせるようにしたいですね。
長続きのコツは”無理をしないこと!”、これに尽きますから…。毎日とは行かなくても、週に1〜2回でも、休憩時間を自由に過ごしていきましょう。
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