保育士は非正規での求人が多く、正社員としての求人がとても少ないです。しかし、安定した生活のために正社員で働きたいですよね。そこで、倍率の高い正社員での雇用を成功させるための秘訣をご紹介いたします。
1.正社員として採用されるためには
正社員保育士に採用されるためには自分を高く評価してもらうためのアピール材料が必要です。もともと非正規が多く、平均年収も決して高いとはいえない職業のため、よい待遇での正社員求人には多く応募が集まります。その競争を潜り抜けて採用を勝ち取るためには施設側に「この人材は使える」と思わせるような要素が必要です。
とにかく実務経験をアピールする
正社員保育士に採用されるために必要なスキル・経歴の筆頭はやはり同じタイプの施設での実務経験です。何が起こるかわからない環境で、いろいろな性格の子供たちを一度に相手にする保育士の仕事は実務経験がなければ得られないスキルが多数あるためです。ですから応募した施設と同じ種類、似たような環境での経歴がどれだけ豊富かが問われるのです。
施設が求める保育がどんなものか理解しておく
預かる子供の人数が多い学童保育や保育園、逆に人数が少なく子供ひとりひとりに行き届いたケアが求められる小規模保育所、さらに障害を持った子供たちのケアをする放課後等デイサービスなど、求められる人材は施設により様々です。面接の前になにを求められているかをしっかり理解し、施設ごとに求めている保育士の役割・スキルを満たしていることを経歴でアピールできるかどうかが非常に重要なポイントとなるのです。
資格を取得しておくと有利
保育に関連する資格を取得していると有利に働くケースがあります。チャイルドマインダー、ベビーシッターなどの資格は0~2歳までの小さな子供を預かる保育施設で歓迎されます。共働き世帯の増加もあって、保育園の3~6歳よりも低い年齢の子供を受け入れている施設が増えているのです。正社員保育士を目指す前に、こうした資格を取得してみるのもよい方法となるでしょう。
2.保育士の正社員求人の探し方
もともと保育士の仕事は契約社員はパートといった非正規での雇用が多いのが特徴です。これは運営する保育施設の都合だけでなく、働く側の都合も手伝っており、女性が圧倒的に占める職場ゆえ家庭との両立を目指す保育士の側から見ても非常勤の方が都合がよいと考えるケースが多いのです。それだけに正社員求人を探す場合には情報のえり分けが重要なポイントとなってくるでしょう。
求人サイトを最大限に活用する
自宅にいながら自分の求める条件を検索できるので、忙しい人にとっては求人サイトはとても便利です。情報収集の段階から正社員としての募集のみをピックアップしましょう。非正規の求人が多数を占めている中から正社員求人だけを自分でピックアップしていくのはあまりにも手間がかかりすぎますから、この点で効率よく探していける環境を整えておくわけです。
保育士専用の求人サイトが存在する
あなたは保育士専門の転職サイトがあるのをご存知ですか?保育士専門の転職サイトでは専任の担当者がおり、正社員求人のみを探していきたいと希望しておけばあなたに代わってそれに見合った求人だけを紹介してもらうことができます。さらに一般公開のサイトでは見つけられない非公開求人があるので、そのの中から正社員求人を見つける機会も得られるでしょう。
3.保育士が正社員で転職する場合の注意点
保育士が正社員で転職を目指す場合の最大の注意点は、それによってこれまでの就業環境とどう変わってくるか、です。今までパートやアルバイトといった非常勤での勤務していた場合と比べ、拘束時間や責任が大きく変わります。
プライベートと両立できるか確認しておく
パートや非正規で保育士として働く場合、勤務時間などさまざまな面で融通が利く環境で働くことができることが多いです。しかし正社員となるとそういうわけにも行かず、施設の都合に合わせるような形で働く必要が出てきます。女性が圧倒的多数を占める職業だけに家庭との両立が可能かどうかも見ておきたいところです。
就業時間を事前に確認しておく
保育士のもっとも典型的な職場といってもよい保育所は8時頃から子供たちを預かって延長保育を行っても16時くらいまでで保育の仕事は終了します。しかし院内保育所や企業内保育所といった施設では早朝や夜遅くまで子供を預かっているところが多く、そういった施設ではシフト制で保育士が働いています。こうした施設で正社員として採用されると施設の状況によっては不規則なシフトで働かなければならないケースも出てくるのです。
仕事内容の把握は必須
保育所の種類が多様化していることもあって保育士の転職先の選択肢も増加しています。その一方施設ごとに求められる仕事内容に違いが出てくるようになってきます。その施設で勤務した場合の仕事内容をしっかりチェックした上で正社員として無理なく働ける環境なのかどうかを見ていきましょう。
正社員でも非正規と年収はさほど変わらない場合がある
保育士の雇用形態は契約社員やパートといった非正規のケースも多く、正社員だけに限るともう少し平均年収は高くなるとの意見もありますが、そうだとしても非正規での年収とそれほど大きくは変わらないというのが一般的な意見です。また、保育士の数を増やそうという動きが出ている一方、数が増えた影響かここ10年ほどの間で平均年収が少しずつ減少している点も注目しておかなければならないでしょう。
まとめ
保育施設の種類によって正社員が多いところとそうでないところがあります。保育園のように正社員が多くを占める施設もあれば、院内保育所、企業内保育所のように非常勤が多い施設もあります。正社員として働くことを希望するならまず自分がどんな施設で働きたいのか、どの施設でチャンスが恵まれそうなのかを踏まえたうえで求人を探していくことも求められるでしょう。保育士は、将来の昇給やキャリアアップの余地が少ない場合が多いです。正社員だからといってロクに求人詳細を見ずに飛びつくのは危険です。保育士専用の転職サイトではきっとあなたのニーズに合った求人があるはずです。
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