保育業界は役職が少ないと言われていますが、経験を積み、上を目指して頑張れば必ず主任・園長へ出世していきます。
今回のテーマは、出世を考えている保育士の方に読んでもらいたい「保育士が出世する為に必要な知識」です。
ぜひ、参考にしてみてください。
1.保育士が出世しやすい職場とは
保育士が働く職場は数多くありますが、保育士が出世しやすい職場とはどのような職場でしょうか。
具体的な例をご紹介します。
(1)保育に対する姿勢や努力などで評価してくれる職場
日々の保育に対する姿勢や努力などを評価してくれる職場は出世しやすい職場です。
年功序列制度で成り立っている公立保育園は要注意
年功序列制度で成り立っている公立保育園は、出世するために長く勤めなければならないため、出世するまでに時間がかかることが多いようです。
(2)オープニングスタッフとして採用された職場
オープニングスタッフは、以前の職歴に関わらず保育士たちが同じスタートラインに立って働き始めます。職場に合った働き方こそ園から評価がされやすく、経験や勤続年数はほぼ関係なく出世しやすいと言えます。
ポイント
一から園を作り上げていくことで園の方針に順応しやすく、出世への近道ともいえるでしょう。
2.出世したい保育士に必要な資質
出世する保育士には以下のような資質が必要です。
- 保育士の心を動かすことができる
- 視野が広く冷静に対応できる
- ポジティブシンキングである
以下で詳しく説明していきます。
(1)保育士の心を動かすことができる
保育士の上に立つ立場の人は、時に、保育士の心を動かす力も必要です。
また、保育士達の心を動かすためには、保育への熱意や保育観をしっかり持っていなければなりません。
(2)視野が広く冷静に対応できる
自分ひとりの狭い考えではなく、視野を広げて物事を客観的に見ることができる人は出世する資質があると言えます。
また、保護者や保育士とのトラブルにも冷静に、適した方法で解決していく能力が必要になります。
(3)ポジティブシンキングである
ポジティブシンキングな人は出世する資質があると言えるでしょう。前向きな言葉で保育士のハートのケアができる人がいることで、明るい保育園を作り上げてくことへと繋がります。
3.保育士として出世するメリット
保育士が出世する際に伴うメリットがあります。具体的にどのようなものでしょうか。
ひとつずつご紹介します。
(1)給与が上がる
当然のこととも言えますが、出世すれば給与が上がります。リーダー、主任、園長になれば、現場で働く保育士と比べても、年収は100~200万円ほど多いでしょう。
(2)自分の理想とする保育ができる
経験を積むと自分の保育観が確立し、理想の保育を目指したいと思うベテラン保育士が多くみられます。園長になれば園の方針を決める権利があり、理想を実現化する園を作ることができるのは、大きなメリットと言えるでしょう。
(3)体力的な負担が軽くなる
保育士と比べ園長や主任は、職員室での事務作業や各教室の様子を見回る等、保育とは異なった仕事をします。保育士も、園長や主任も重労働に変わりはありませんが、担任の保育士たちと比べると体力的に負担は少ないことが多いです。
4.保育士として出世するデメリット
保育士の出世に伴い、担任をもつ保育士よりも仕事が増えてくるのは必須です。
それにより、以下のようなデメリットが生じることが考えられます。
(1)子どもと触れ合う時間が減る
園長はもちろん、主任は担任を持たないことがほとんどです。その為、子どもたちと触れ合う時間が少なくなります。
保育士として、子どもを取り巻く環境を整えてあげることに変わりありませんが、直接触れ合うのではなく間接的な保育となります。
(2)重大な責任を背負う
出世するということは、責任を取る場面が多くなるということです。ましてや、園長となれば園の全責任を背負うことになります。
例えば、保育士の判断で事故を起こしてしまっても、その責任取るのは園長です。
5.出世するために今からできる準備とは
準備を整えることで保育士としての出世が現実のものとなりやすくなるでしょう。
今からでもはじめられるおすすめの方法をご紹介します。
(1)熱意とビジョンを持つこと
保育士の出世には、保育への熱い熱意を持っていないといけません。自分がどんな保育をしていきたいのか、どんな保育園にしたいのかというビジョンを持ちましょう。
ポイント
保育士や保護者の意見に安易に振り回されないような強い信念も大切です。
(2)保育に役立つ資格を取っておく
保育士資格、幼稚園教諭免許のほかに小児救急救命士やカウンセラー、経営関係の保育に役立つ資格があれば心強いでしょう。自分で学んだことを活かせる職場の為、必ず役に立ちます。
(3)園長の仕事を調べる
園長は、行政や地域の仕事もたくさんあります。現場保育士をしているだけではわからない仕事ばかりです。
どんな仕事をしているのか、今から勉強しておくのもいいかもしれません。
地域のボランティアやイベントなどに積極的に参加し、コミュニケーションをとっておくとなお良いでしょう。
(4)主任や園長候補の求人を探す
すぐにでも出世を考えている方は、思いきって転職するのも一つの方法です。求人に主任、園長候補と記載してある施設を探しましょう。経験が5年以上あれば、即戦力として採用される可能性が高いです。
まとめ
保育士が出世する為に必要な知識についてご紹介しました。保育士で培った経験と知識こそが出世をしてからも大きな力となることでしょう。保育士として出世を願うひとりでも多くの方の参考になりましたら幸いです。
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