保育士の仕事は、一般的な保育園での仕事だけではなく、イベント託児や個人宅でのベビーシッターだったりと色々な場面での業務があります。中でも、「院内保育」は希望者が多く、人気のある業務の一つです。
一口に「院内保育」といっても、大きく二つに分けられることを存知でしょうか。1つは、病気やケガで入院している子供たちの保育をする仕事です。そしてもう1つは、病院で勤務している看護師さんなどのお子さんを保育する仕事です。
院内保育士1・入院中の子供達を保育するお仕事
こちらのお仕事は、保育士さんに人気があるわりに、募集がとても少ないというのが現状です。小さい病院ではほとんど募集がない上、規模の大きな病院でも、特別に保育士を配置していない病院が多いようです。
活動に制限がある子供達の保育
業務内容は、子供たちが病院で退屈しないように、絵本やパネルシアターを演じたり、クリスマスや七夕などの季節行事を行うこと、壁面や誕生日カードなどと作ることもします。
病気やケガなどで活動に制限がある子供たちが、楽しく過ごせるように考えていくことが求められます。折り紙やお絵かき、製作活動、歌や楽器演奏などの得意な方に向いているでしょう。
院内保育士2・看護師のお子さんを保育するお仕事
こちらの院内保育の仕事は、募集も多くありますので、希望の方は探してみてください。探すポイントとしては、病院のホームページよりも、一般の保育士求人サイトや、保育事業を運営している企業の採用情報を見ることです。
運営企業の社員としての勤務
以前は、病院が託児室を運営している形態も多くあったのですが、最近では企業に託児室の運営を委託している病院が急増しています。そのため、このお仕事の場合は、病院の職員ではなく、運営企業の社員としての勤務になることがほとんどです。
社員になると「異動」の可能性がある
社員となる場合には、 「異動」の可能性があることも頭に入れておきましょう。保育事業を営んでいる企業は、複数の保育施設を運営していることが多く、新規施設の立ち上げもたびたび行っています。
そのため、新規の施設へ異動になったり、園長のような責任者を任されたり、本部での会議に出席したりということもあります。
夜勤がある場合も
このお仕事の特徴として、「夜勤」があります。夜勤では、看護師さんたちが夜勤のときに、そのお子さんを朝までお預かりします。夜勤の勤務条件は、事業者によって異なっているので、面接の際に確認してくことが大切です。
入職前に月に何回夜勤があるかは確認しておこう
仮眠として、2時間程度の睡眠を交代で取る場合もあれば、4〜5時間の睡眠が取れるような場合もあります。月に何日くらいの夜勤があるのかも、要確認です。
夜勤をすると手当がもらえる
夜勤をした場合には、「夜勤手当」がつくので、一般に安いといわれる保育士の仕事の中ではお給料が良いといえます。こちらも、就業前に手当の金額を確認しておくと安心ですね。
小規模でアットホーム保育
就業する場所は、一般的な”保育園”のようなところは少なく、マンションやアパートの一室で、小規模でアットホームに保育をしているところが多いといえます。
夜勤や土日には、小学生のお子さんをお預かりすることもあります。平日の日中は、小学校や学童保育に行っている子供たちを、夜勤や休日に院内保育でお預かりをするという場合です。
その他・小規模な職場の院内保育士のお仕事
歯科医院や産婦人科などでは、小規模のところでも保育士を置いている機関があります。この場合、患者さんのお子さんを、診察の間だけお預かりすることになります。
託児サービスのある医療機関に限られますので、募集は多くはありませんので、長い目でみて根気よく探していくとよいでしょう。
小規模の院内保育士の仕事とは?
仕事では、保育だけではなく、受付や事務・雑用なども兼ねての保育士となることが多いようです。
例えば歯科医院では、受付をしつつ、子連れの患者さんが来たときには託児スペースでお世話をするという感じになります。
事業者が公私混同している場合も
ただ、小規模の施設ということで、事業者が公私混同しているようなケースもあると聞きます。歯科医師のお子さんを塾に送迎することもあったりと、気になる方もいることでしょう。
小規模の院内保育士はパートでの採用が多い
小規模の院内保育士の場合、パートタイムでの採用となることが多くなります。正規雇用で探している方は、医療事務や歯科事務をメインとして「保育もできます」といったスタンスで転職活動をされることをおすすめします。
まとめ
院内保育にも、いくつかの種類があること、勤務の実態など、皆さんのご参考になりましたでしょうか。「院内保育」の言葉だけではなく、仕事内容や勤務条件などをしっかり調べての転職活動が大切です。
院内保育士について詳しく知りたい保育士の方は「保育士が院内保育所に転職する時におさえておきたいポイント5つ」も合わせてごらんください。
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