群馬県では、待機児童の問題に早い時期から取り組んでおり、保育士をサポートするためのセミナーや潜在保育士のための講習会などが定期的に実施されています。
このページでは、そんな群馬県で働く保育士の給料や同県で転職するのに必要な情報について詳しくご紹介していきます。
1.群馬県の保育施設の現状
群馬県には平成27年度末時点で保育施設を定期的に利用している子どもたちがおよそ4万5000人います。一方、保育所に入ることができていない待機児童の数は県内全域で30人ほどです。
毎年、保育施設の受け入れ枠を増やしている
群馬県において、待機児童が少ないのは、同県では毎年保育施設の受け入れ枠をおよそ2000人から2500人ずつ増やしているためです。
ただ、現時点で保育施設はほぼ満員の状態にあり、そこで勤務する保育士の負担も大きくなっています。
そして、保育の質を低下させないためには潜在保育士の現場復帰が不可欠となっているのです。
2.群馬県で働く保育士の給料事情
群馬県で働く保育士の給料事情について、以下の表にまとめてみました。
平均月収 | 18万円~20万円程度 (ここ5年間でほとんど増減なし) |
ボーナスの平均額 | 55万円~60万円程度 (平成23年には平均80万円を越えていたため、およそ5年で20%以上ダウン) |
平均年収 | 290万円~300万円程度 |
アルバイト・パートの平均時給 | 850円~950円程度 |
契約社員の平均月収 | 14万円から18万円程度 (保育園の規模や保育施設を運営・管理している福祉法人の規模などが関係) |
派遣社員の平均時給 | 1,000円~1,200円程度 (保育士としてどれほどの経歴や経験を持っているかによって変わる) |
給料が良くても契約内容はよく確認する必要がある
群馬県では前橋市を中心に保育施設に関する求人が多くなっており、人材を確保するため、給料の良さを前面に押し出している求人も目立ちます。
中には実務未経験者であっても時給1000円以上を確約しているケースも見られます。
ただし業務内容や他の詳細な契約内容に関しては記載していないケースが多く、トラブルの原因となっています。
3.保育士が転職する際の注意点
保育施設における児童の受け入れ人数の拡大を急ピッチで進めている群馬県では、定員50名前後の小規模な保育施設の新設が多くなっています。
ここでは、その「少人数制保育施設の増加」に関して、群馬県における保育士の転職の注意点についてご紹介します。
(1)事務経験がどれほど求められるか確認する
保育士が少人数制保育施設に応募する前には、事務経験がどれほど求められるのかを確認しておくと良いでしょう。
少人数制保育施設では、保育士1人1人の担当人数が少ないという利点がある一方、専門の事務員を雇用していないことが多く、保護者とのやり取りに関わる書類だけでなく、その他の事務作業に関しても保育士がサポートする必要があります。
ポイント

経験のある保育士であれば園長の指示のもとで保育園の運営に関わる書類を扱うこともあり得ます。
(2)英語などのカリキュラムに対応する場合もある
少人数の保育施設では、他の保育所との違いを出すために個性的な保育カリキュラムを設定している事があり、保育士はそれらに対応できることが求められる場合もあります。
多いのは英語のレッスンや英会話を取り入れているというケースで、群馬県内でも幾つもの保育園がすでに採用しています。
英語や英会話に自信があり、子供たちに楽しく教えるのが得意な保育士であれば、こうした保育施設の求人情報を重点的に探してみるのも良いでしょう。
4.群馬県で保育士求人を探す際のポイント
保育所の利用者が増え続けている群馬県では、かつて保育士として活躍していたものの、子育てなどの事情で現場を離れた女性たちの現場復帰に力を入れています。
そのため多くの求人情報では「ブランクOK」という記載がなされています。
ブランクがある場合は保育士転職サイトを利用する
前述の通り多くの求人で「ブランクOK」とはいえ、求人に応募する人の中にはブランクのある人もいればそうでない人もいます。
ブランクの期間は人によってさまざまであり、また離職前の実務経験やキャリアも異なります。
そうした違いをきちんと把握してサポートしてくれるのが「保育士転職サイト」なのです。
一人一人に合わせたサポートを受けられる
保育士転職サイトでは、登録者1人1人に合わせたサポートを受けられるのが魅力です。
転職サイトに登録すると担当者との面談が行われます。
その中では転職の目的とこれまでのキャリアについての確認が行われ、その後希望条件に合致すると思われる案件を紹介してくれます。
まとめ
群馬県では待機児童解消のために県と各市町村が情報共有を積極的に行っているため、都市部・農村部に関わりなく保育施設の整備が順調に進められています。
そのため保育士求人は多く出ており、特にブランクのある潜在保育士の需要は高まっており、保育士への復職・転職へ背中を押してくれる環境であると言えるでしょう。
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