国が本年度に創設した「企業主導型保育事業」に採用された、佐賀県内初の認可外保育施設が2017年4月に佐賀市紙園にて開園します。同保育園は佐賀市で認可外保育施設を開設しているNPO法人「佐賀子育て応援団ココロ」が運営し、24時間、土日も預かる方針です。
市の待機児童は2016年4月時点で13人でしたが、「隠れ待機児童」も合わせると147人にも上るため、同保育所の開設は、待機児童解消へ向けた一歩となることが期待されます。
(画像参照元:佐賀新聞様より)
施設は、木造平屋建て、延べ床面積750平方メートルであり、保育室3部屋・病児保育室2部屋・保育士の仮眠室が備えられます。定員は44名であり、保育士約30名が交代制シフトで24時間対応します。更に、誰でも自由に利用できるカフェを併設し、地域住民らの交流場としての役割も担います。
企業主導型保育事業では、事業所内の保育施設設置に対し、運営費・施設整備費の支援を行います。2016年6月の1次募集の際には、311施設から申請があり、このうち150施設への助成が決まりました。佐賀県内で採用されたのは、佐賀子育て応援団ココロの施設1件のみでした。佐賀子育て応援団ココロの秋山広子代表は「子供の預かり先がないせいで働くことを諦めた母親が、働けるようになる手助けになれば」と語っています。
企業主導型保育事業の4つの特徴
待機児童解消対策として注目が集まる企業主導型保育事業ですが、その特徴は以下の通りです。
- 働き方に応じた多様で柔軟な保育サービスが提供できる
- 複数の企業が共同で設置することができる
- 他企業との共同利用や地域住民の子供の受け入れができる
- 運営費・整備費は認可施設並みの助成が受けられる
今回紹介させていただいた佐賀市の施設においては、建設費約1億円の4分の3を助成金で賄うことになっています。また、契約企業は現在調整中であり、契約した企業の従業員を優先的に受け入れる方針です。
企業主導型保育事業は地域の活性化にも繋がる
企業主導型保育事業では、地域の子供の受け入れも行います。本文でも紹介したとおり、佐賀市の施設では、誰でも自由に利用できるカフェを併設するなどの取組みも見られており、佐賀市のような地方都市において、企業主導型保育事業の運営は、地域の活性化にも繋がることが考えられます。
保育士ニュースのまとめ
企業主導型保育所は、子供を持つ働く女性にとっては非常に心強い存在となるはずです。まだこの事業は始まったばかりではありますが、今回ご紹介させていただいたように、事業ごとに工夫をこらしていることからも、今後どのようにこの事業が発展していくのかたは非常に期待したいところです。
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