子どもと接すること、保育園内での人間関係、保護者の対応など保育園での対応の中で日々ストレスを感じる瞬間は多くあると思います。
保育園で働く人のほとんどは女性ということもあり、日々の業務以外にもストレスを感じている人は多くいるのではないでしょうか。
そんな保育士の方々が日々どんなことにストレスを感じているのかみていきましょう。
1.保育士がストレスを感じる7つの瞬間
念願の保育士になったときに初めて、保育士の辛い面をまのあたりにします。その際にどんな不安要素があるのか、あらかじめ確認しておきましょう。
(1)人間関係が面倒くさい
一番多く挙げられる悩みの一つが、人間関係についてです。最近では男性保育士も多くみられるようになったものの、保育士の社会はまだまだ女性社会です。
そのため、女性優位な環境のため女性特有の悩みがつきものなのも問題です。
先輩の期限が日によって変わる
保育士の中には、プライベートで起こった嫌な事をやつあたりしてくる人は多くいます。昨日は機嫌がよかったのに今日は態度が全然違うなんてこともよくあります。
保育園では怒る人も限られてくるため、社会人としての自覚を持っていない人もいます。そんな先輩にならないように反面教師にしましょう。
私には冷たい先輩が他の子には優しい
先輩が自分以外の人にやさしくしていると、何かやってしまったかなとおもうかもしれません。しかし、自分が何もしていなくても身勝手なふるまいをする人はどこにでもいます。
一生懸命やっていることは必ず誰かが見ていてくれます。ここはぐっとこらえて自分の仕事をきっちりこなしましょう。一人の人に左右されていてはいけません。
他のクラスの先生の悪口が多い
さっきまで楽しそうに話していたのに、急に文句を言うなんて人いますよね。こういう人は保育園に限らず女性に多い特徴なのかなと思います。その人のことが嫌いでなくても、毎回悪口ばかり聞かされると聞いてるだけでうんざりしますよね。女性の場合、誰かの悪口をいう事で仲間意識を深めたり、悪口の対象の相手より優位にたったと錯覚する人はいると思います。
悪口を言う人と一緒にならない
悪口を言う人と一緒になってはいけません。自分の価値も下がってしまいますし、悪口を言う人のことを悪く言う人は必ずいます。そんな事に付き合ってるだけ時間の無駄ですのでなるべく関わらないようにしましょう。
(2)保護者の対応も大変
最近はニュースにも取り上げられるため有名ですが、モンスターペアレントが増えてきています。子どもを思い保育園に抗議しているのでしょうが、行き過ぎると問題です。しかし、そういった方ともコミュニケーションを取るのが保育士の仕事です。
日常の保育に対するクレームが多い
保育園や保育士に問題がない場合のことでも、保育士や保育園のせいにして抗議をしてくる保護者の方も存在します。
ですが、そういった意見を全部聞き入れていると保育士側も日々の業務の中で気を使うことが増えますし、怒られることでストレスにもなってしまいます。
お遊戯会の配役も大変
お遊戯会の配役に関しても、保護者からなんで私の子が主役じゃないの。などと文句を言われることもあります。保護者からしたら自分のこの一生で一度の晴れ舞台のため主役をやらせてあげたいという気持ちは分かりますが、全員が希望の役をすることは不可能です。
そのため、保護者の方に納得してもらうのも一苦労。こういった方の相手もしなければならないため保育士は大変です。
(3)子どもとうまく接する事ができない
昔から子供と接することが好きで保育士の仕事に興味を持ったという人は多いと思います。しかし、いざ保育士の仕事をしてみると様々なタイプの子供達がいたり、保育という仕事柄の責任感などから、子供との接し方がわからないという状況に直面することもあると思います。
自分の子は大丈夫でも他人の子はだめ
自分の子は大丈夫なのに、他人の子となるとどう接したらいいかわからないという人は意外と多いです。しかし、そのままでは保育のプロとしてやっていくにはなかなか厳しいです。子どももすんなりいう事を聞いてくれる子もいれば、反抗的な態度ばかりとる子供もいます。
それは子供なら必ずあることなので、一つ一つ重荷に感じず自分自身も落ち着いて接しましょう。そういう心は子供に伝わるので前よりも保育をしやすくなると思います。
(4)保育園の方針が合わない
ほとんどの保育士の方は、子供が好きで保育園に就職したのだと思います。しかし、保育士になってみると保育園の方針によって自分の思う保育ができないという人は多くいると思います。
入社した保育園がたまたま方針があわなかった、保育園の園長や主任が変わったことで保育の方針が変わってしまったことが原因で保育士を辞める方もいます。それほど保育園の方針には大きな影響力があるためしっかりチェックしましょう。
(5)残業・家での仕事が多い
保育士は残業や家に帰って仕事をすることが非常に多いです。そして、そのほとんどがサービス残業になります。保育士になるにあたってある程度覚悟していたことかとは思いますが、実際サービス残業が続くとストレスは溜まってきてしまいます。
せっかくの休日なのに仕事をしなければならず、気が付いたら仕事をしているということもあり覚悟していてもなかなかっ厳しいこともあります。
勤務時間が長い
保育士のストレスの一つでもあるのが拘束時間が長く、勤務時間がながいことにあります。そのため、なかなか予定を組むのも難しいです。
保育士は共働きで子供の保育が十分にできない保護者の方に代わって保育を引き受けるのが仕事のため、保護者の仕事終わりが遅いと延長保育で遅い時間まで拘束されます。そのため、仕事終わりに予定をいれるのも一苦労です。
(6)体力的にきつい
保育士は子供のお世話をするという女性的な特徴がありますが、実際の仕事は肉体的に重労働です。まず、子供とかいわするにも常に中腰の体勢で過ごさなければなりませんし、子供が怪我をしたり病気になった場合は自ら抱え込んで病院へ連れて行かなければなりません。
このような重労働も毎日行うと自然と精神的にもストレスが溜まってきてしまいます。
辞めたい気持ちも体力面からの可能性が高い
精神的にストレスが溜まっており、しばしば辞めたいという気持ちに駆られているのであれば身体的な疲労感からきている可能性があります。
そのため、やめたいと感じた場合はまずは休憩をいれるなど身体的なストレスを体に与えないようにしましょう。
(7)給料が安い
基本給が安く、残業手当もでないし休日出勤もつかない。国家資格が必要な専門職なのに他の業種に比べて給料が安すぎるなんて声をよく耳にします。
保育士の給与水準の低さは国家レベルで問題になっています。とはいえ、直近では解決のめどが立っていません。男性保育士を増やすためにも給与が全体的にあがることを願っています。
2.保育士転職した方がいいかの判断基準
保育士の仕事は上記でみてきたように非常にストレスが溜まりやすいです。そのため、どこまできたら転職すべきなのか。チェックポイントを用意しました。当てはまっている方は要注意です。
うつ病になる前に転職しよう
保育士の仕事はストレスが非常に多いため、うつ病になりやすい職種としても有名です。うつ病に一度なってしまうと治すのに非常に多くの時間を要します。そのため、うつ病になるまえに環境を変えるようにしましょう。
具体的には以下のような症状が出ると非常に危険です。
- 食欲がない
- 眠れない
- 疲れやすく無気力
- 何かをしようという気持ちが起こらない
- 好きな事をしても気分が晴れない
- 思考力が低下する
- テンポよく話せない
- 突然涙が出る
- 心臓がバクバクする
というような症状がでていると非常に危険です。うつ病に限らず、ストレスは非常に多くの病気の原因になります。そのため、一つでも当てはまっている場合は一度休養を取ったり病院にいくことをおすすめします。
自分に合ったストレス発散方法があるか考えよう
ストレスはあってもなくても問題のものなので、ストレスとうまく付き合っていくことが非常に重要になってきます。その際に一番いいのが、自分に合ったストレス発散方法をみつけることです。おいしいごはんを食べるでもいいですし、友達とコミュニケーションをとるなど些細なことでストレスを発散することができます。
精神的に落ち込みやすいという自覚がある人は、精神的に参ってしまう前、または精神的にまいってしまう可能性を見越して自分なりのストレス発散方法をストックしておくといいいでしょう。
ストレスが溜まりすぎると何もできなくなる
問題なのは、人間ストレスが溜まり過ぎると何をするにも無気力になってしまいます。何かストレス発散できることをした方が良いと言われてもできなければ意味がありません。そこまでストレスでいっぱいになってしまった場合はこの際思い切って何もしない事をおすすめします。何もしないことは悪ではありません。何もしたくないというのも立派な意思ですので自分の心の声を大切にしましょう。
まとめ
保育士の仕事は、非常にストレスが溜まりやすい仕事であると思います。日々精神的な疲れを感じ、やめたいと考えている方は辞めることを切り出すまえに自分のストレスの原因をはっきりさせましょう。
自分が何でストレスを感じているかがわかると、おのずと対処法もみえてきます。原因がみえてくると今の自分の悩みの解決方法も見えてきます。
そのため、今の状態は当たり前なんだ我慢すべきなんだと抱え込まず、悩むべきなやみなのか自分の意識を変えても解決しないことなのかなど現状について把握しましょう。
あなたのように保育士として悩みを抱えている人は沢山います。そういった人達も同じような悩みを色々な角度から乗り越えてきました。そのため、先輩の声を参考にしてみると何か道が開けるかもしれません。
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