このページでは、保育士転職のベストタイミングや良くないタイミングについて、保育士の事情だけではなく保育園側の事情も考慮しながら解説していきます。
よっぽどの事情をのぞけば、誰しも双方が納得した「円満退職」が理想のはずです。そして、円満退職をしたいのでればやはり退職のタイミングをみはからうことは非常に大切なことです。
それでは、詳しく見ていきましょう。
1.そもそも保育士の転職が多いタイミングはいつ?
保育士の転職は、基本的には年中いつでも可能です。しかし、年の途中で転職してしまうと、それまで保育してきた園児たちと途中でお別れすることになってしまいますし、周囲にも迷惑をかけてしまうかもしれません。
それに、自分が年の途中で転職することによって、園では代わりの保育士を急いで見つけなければいけませんし、保育士はその園の右も左も分からない状態で、園児たちと接することになってしまいます。
園児たちが卒園する2月~3月は特に多い
そのため、保育士の多くは、転職するなら園児たちが卒園していく2月から3月にかけての時期を選んでいるようです。このタイミングではたくさんの保育士が転職するので、求人募集はたくさん出てきますし、中にはキャリア系のお仕事もたくさんあります。
沢山の選択肢の中から選びたいならこのタイミングがベスト!
少しでも待遇や条件が良い転職先を探したいという人や、たくさんの選択肢の中からピッタリのものを選びたいという人なら、このタイミングで転職活動をするのが良いでしょう。
ただし、こうした中途採用の求人募集は、ポジションに空きが出てから募集されることが多いので、2月に出るのか3月に出るのかはケースバイケースとなります。
実は8月も転職する保育士が多い
8月も、実は転職する保育士が多くなるタイミングです。卒園シーズンほど増えるわけではありませんが、この季節には子供たちが夏休みに入るため、引越しをする家族が多くなり、保育士の家族が引越しをする確率も高くなります。そのため、引越しというやむをえない理由で退職する保育士が増えることで、求人募集が多く出てくることになります。
2.保育園側のベストな転職タイミングと迷惑な転職タイミング
保育園側にとってベストな保育士の転職タイミングは、園児たちが入れ替わる卒園の時期となります。基本的に、保育士が退職する際には、最低でも2週間前に園に知らせればよいというルールにはなっていますが、保育園にとっては人材確保をしなければいけませんから、できれば年末ぐらいまでに前もって知らせておいてくれるとありがたいようです。
保育園側としては「1月~3月」でればありがたい
保育士の転職に関する求人募集は、1月から3月にかけて多くなります。どこの園でも転職希望者はこの時期を狙うことが多いため、転職マーケットにおいてはたくさんの保育士たちが転職先を探すことになり、保育園側にとってはたくさんの求職者の中から園の雰囲気にピッタリの人材を確保しやすくなります。
新しい年度がスタートしたばかりの転職は迷惑!
一方、迷惑な転職タイミングもあります。それは、春になって新しい年度がスタートしたばかりの時に転職されてしまい、もう少しで卒園という所で保育士が転職していなくなってしまうというタイミングです。
保育園では、保育士の数によって受け入れ可能な園児数が決まるため、保育士が1人抜けてしまうと、あと少しだから保育士数が不足していてもいいかな、なんてことはできません。すぐに代わりの人材を確保しなければいけません。
園児や保護者にとってもプラスにならない
年度がスタートしたばかりの時期で保育士が入れ替わってしまうことは、園にとってはとてもタイミングが悪いですし、園児や保護者にとってもあまりプラスではありません。
それに、やってくる保育士自身にとっても、ほかの人よりも一歩遅いスタートになってしまうため、仕事に慣れるのに時間がかかってしまうかもしれませんね。
3.保育士側のベストな転職タイミング・良くない転職タイミング
保育士転職者にとってベストの転職タイミングといえば、たくさんの求人募集が出される1月から3月にかけての時期と言えます。この時期には、4月から働ける人材を確保するための求人募集が多くなるため、転職希望者にとってはたくさんの選択肢の中から、条件や希望に合ったお仕事を見つけやすくなりますし、より待遇が良い仕事を探しやすくなります。
1月に転職先を決めておけば後がスムーズ
1月ぐらいから求人募集が出されますが、その多くは4月からスタートできる人材を確保するためのもので、採用される場合には内定という形になります。そのため、現在の職場をすぐに辞める必要はなく、卒園の時期まで続けることができます。
ただし、内定をもらったら職場へ退職の意思を告げるようにしましょう。そうすることで、現在の職場でも保育士の確保がしやすくなります。
4月~7月・9月~12月は避けよう
一方、保育士転職者にとってあまり良くないタイミングもあります。それは、求人募集があまりだされていない時期、具体的には4月から7月ぐらいにかけての時期と、9月から12月にかけての時期が該当します。
この時期には、大半の保育園では保育士の数は十分なのであえて募集することはありませんし、保育士の側も卒園のタイミングで転職しようという人が多いため、これらの時期に転職する人は少なくなります。
ポイント
もちろん、求人募集はゼロではないので、仕事を見つけることは可能ですが、条件や待遇面がイマイチだったり、勤務時間が働きにくいものだったりするなど、満足できる転職先を見つけるという点ではあまりお勧めではないタイミングと言えるでしょう。
まとめ
保育士転職のタイミングについておさえるポイントは以下の通りです。
- 1月に転職先を決め、新年度(4月)に転職するのがベスト
- 新年度早々の転職は保育園側に大迷惑がかかる
- 保育士求人が多いのは1月~3月
- 転職先が決まったら早めに報告する
保育園側の事情や転職求人の傾向を考慮すると、1月~3月に次の転職先を決め月に転職するのがベストです。もし、引っ越しや病気など、やむを得ない事情で転職・退職をしなければならなくなった時は、早めに園側へその旨を伝え、できるだけ残されたスタッフの負担にならない辞め方をしましょう。
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