保育士として働く人のライフステージ別のオススメの転職先について紹介します。それぞれのライフスタイルにあった職場を見つけて、家庭と両立しながら保育士として活躍しませんか。転職先のポイントをまとめたので、転職・復職の際には是非、参考にしてみてください。
1.保育士転職ポイント:新婚篇
新婚の保育士は今後の家庭生活の変化を考慮したうえで転職先を決めていく必要があります。近い将来子供を作る予定があるのか、あるいは夫に転勤の可能性があるのか、保育士のキャリアだけでなく家庭環境についても将来のビジョンを見据えたうえで転職先探しを行っていく必要があるのです。
産休・育休制度が充実している職場
お子さんを作る予定がある場合には産休・育休制度が充実しているかどうかがまず重要なポイントです。転職したはいいもののこれらの制度がないためなかなか子供を作る機会に恵まれない、あるいは子供ができたら仕事を辞めなければならない職場は避けるようにしましょう。
どの程度の期間休むことができるか
どの程度の期間休むことができるのか、その後職場復帰がしやすいのかどうかなども見ておきたいところです。職場によっては1年以上の休みを取れるところもありますから、求人情報はもちろん、施設の公式サイトなどで制度に関する詳しい情報を入手しておきましょう。
託児所が充実している職場
先のことを見据えてゼロ歳児も受け入れてくれる託児所が充実している職場を探してみるのもよいでしょう。
既婚者の保育士が活躍している職場
既婚者の保育士が活躍しているかどうかも見ておきたい点です。職場が家庭生活との両立を理解しているだけでなく、現場の保育士が理解しているかどうかも新婚の保育士が働きやすい職場かを決めるポイントです。これも求人情報だけでは知ることが難しいので詳しい情報収集を心がけたいところです。
諸手当が充実している職場
住宅手当などの諸手当が充実しているか。新婚の保育士にとってはこうした手当てが家庭生活に大きな影響を及ぼしますから、できるだけ充実している転職先を探すようにしましょう。
2.保育士転職ポイント:妊活篇
妊活中の保育士はお子さんに恵まれた時に働き続けることができるか、どのような環境で働き続けられるかを考慮したうえで転職先を探していくのが第一です。せっかく子供が授かったのに仕事を続けられない、退職に追い込まれてしまうといったケースは絶対に避けたいところです。
産休・育休が整っている職場
まず基本は産休・育休が充実しているところですが、多くの保育所では人手や経営状態などの理由で十分な産休・育休が整っていないとこも少なくありません。
政府では最大3年の育児休暇を目標に掲げていますが、それを目安にしてしまっては転職先を見つけるのが困難になってしまう恐れがあるので家庭生活をよく考慮したうえでどの程度必要なのかを決めた上で求人探しを行っていきましょう。
子供を預けられる環境が整っている職場
保育士の場合は産休・育休制度よりもむしろ子供を預けられる環境が整っているかどうかが重要です。自分の子供を預けながら働いている保育士もおり、ゼロ歳児から預かってくれる職場を探すのもひとつの方法です。
育児手当など支援制度が設けられている職場
子供を預けられる環境が整っていない場合には、近くに預けられる保育所や託児所がある職場を探すことになります。その際には育児手当などの支援制度が設けられている職場かどうかを見ておきましょう。
ポイント
妊活中の保育士の転職先探しでは妊娠した時ではなく、お子さんが生まれた後の環境を考慮して相応しい職場を選んでいくことが大事です。2年後、3年後くらい先のビジョンを見据えた上での求人のチェックが求められます。
3.保育士転職ポイント:育児・産後復帰篇
産後に合わせて職場復帰を目指す場合にはまず育児との両立が可能かどうかを念頭に入れて転職先を探していくことが大事です。
ポイント
すでにお子さんがいる環境で職場を探すわけですから、どのような環境で子育てをすることになるのか、しっかり子育てを続けていくためにはどういった生活環境が求められるのかをある程度把握できた状態での職探しとなります。今現在求められている条件を満たせる職場かどうかが第一のポイントなるでしょう。
定時に帰宅できる職場
まず就業時間。サービス残業が多い仕事だけにきちんと時間通りに帰宅できるのかどうか、また残業による心身の疲労が子育てに影響を及ぼしたりしないかどうか。延長保育を積極的に行う施設が増えていますが、そうした職場ほど保育士の残業が多くなる傾向が見られますから注意しておくとよいでしょう。
スタッフの人数に余裕がある職場
人手が不足している職場はシフトが厳しくなりがちなのでできるだけ余裕のある職場が望ましいでしょう。この点は施設そのものの規模とも深く関わっており、少人数の施設よりもある程度の規模の施設の方がゆとりがある傾向があるので踏まえておきたいところです。
子育てに対して理解がある職場
それから職場の雰囲気。簡単に言えば現場が子育てに対して理解があるかどうか。子育て中にはどうしても残業ができないケースなども出てきます。そうした時に協力してもらえる職場かどうか。この点は求人情報などであらかじめ確認するのが難しい点ではありますが、同じく子育て中の保育士が在籍しているかどうかなどで確認しておくとよいでしょう。
4.保育士転職ポイント:ママさん保育士・小学生篇
小学生のお子さんがいる場合、子供とできるだけ一緒に過ごす時間を確保できるかどうかが転職先を決める場合のポイントです。少しずつお子さんが自分で過ごす時間が増えてくるわけですが、だからこそ一緒に過ごす時間が大切なのです。
ポイント
子供の自立性や自主性を重んじつつもしっかり見守る。小学生だからこそ求められる親の姿勢が維持できる職場を探しましょう。
子どもの登校後に出勤できる職場
子供が登校する際には見送りができる環境であること。つまり子供が学校に行った後に出勤できる職場であることが望まれます。保育士の場合はなかなか難しい面もありますが、通勤に時間がかからない職場、早朝保育が導入されていない職場などの選択肢から探していくようにしましょう。
子どもと一緒にいる時間をもてる職場
学校から帰ってきた後にできるだけ子供が家で一人で過ごす時間を少なくすることも小学生の子育てでは重要です。下校時に家にいるのは難しいですから、託児所や学童に預ける場合でもできるだけ早く、できるだけ毎日同じ時間に迎えにいける環境が欲しいところです。そのためには残業がなるべく少ないこと、あるとしても長くならないところが求められます。
小学校のイベントに参加できる時間が取れる職場
小学生のイベントと職場のイベントがぶつかって参加できないといった環境も避けたいところです。年間のイベントスケジュールなどを施設の公式サイトで確認しておくのも転職先探しの一環として踏まえておきたいところです。子供の成長を働きながらしっかり見届けられる環境を目指して相応しい転職先を探していきましょう。
5.保育士転職ポイント:ママさん保育士・中高生篇
中高生のお子さんがいる保育士は小学生までとはまた違った意味で家庭生活との両立ができるかどうかを重視して転職先を選んでいく必要が出てきます。
仕事中にお子さんを預ける先を確保しなければならないといった悩みがなくなる一方、日々の生活の中でお子さんとしっかり接する機会を確保できる環境が求められるからです。
ポイント
中高生はいろいろな意味で不安定な環境に置かれがちですから、しばらく目を離しているうちにいろいろなトラブルを抱えてしまうこともあるだけに注意したいところです。
安定した就業時間で働ける職場
できるだけ安定した就業時間で働ける転職先が理想です。保育士は休日出勤の機会はほとんどありませんが、その代わり残業の機会が多くなります。サービス残業ばかりの職場を避けるのはもちろん、残業そのものが少ないところを選びましょう。
残業を事前に把握できる職場
残業が避けられない場合もできるだけ事前に把握できる形で行う環境が望まれます。その日になって突然残業を求められるような職場は避けましょう。
お子さんが親と接したい時に一緒にいられず、距離を起きたい時に親の方が無理してコミュニケーションを図る、といった難しい問題を抱えてしまうこともあります。少なくともお子さんと話したり出かけたりする約束を守れる就業環境であることが必要です。
中高生の子育てを支援してくれる職場
職場の方でもお子さんが中高生まで成長した保育士に対してあまり子育てに配慮しなくなる傾向が見られます。そのため「子育て支援が充実」といった求人に書かれた宣伝文句だけに惑わされず、自分の子育てを支援してくれる職場かどうかをしっかり見極めたいところです。
6.保育士転職ポイント:ママさん保育士・大学生篇
お子さんが大学生ともなると子育てとの両立にそれほど苦労することはなくなります。その分充実した就業環境や待遇かどうかを重視して転職先を選んでいくことができるでしょう。
出費に対応できる収入がある職場
就業環境よりもまず収入を重視してみましょう。大学生にもなると学費はもちろん、いろいろなことにお金がかかるようになります。出費増に対応できる経済状況かどうかを踏まえた上でできるだけ収入が多い職場を選ぶことも大事なポイントなのです。
諸手当や残業代がしっかり支払われる職場
基本給が高いのはもちろんですが、諸手当や残業代がしっかり支払われる職場かどうかも欠かせないチェックポイントとなります。保育士はとくに残業代がしっかりと支払われないケースが多く、サービス残業を避けられる職場かどうかで収入環境に大きな違いが出てきます。
経験をアピール材料にできる職場
大学生のお子さんがいるとなると若くても30代後半、一般的には40代半ばくらいにはなっていることでしょう。そうなると年齢がネックになって転職先が限られてしまうこともあります。
年齢不問など年齢ができるだけマイナスにならない求人を探すこと、その上でこれまでの経験をアピール材料にできるところを選びましょう。
研修・教育制度が充実している職場
ブランクがある場合には研修・教育制度が充実しているかどうかも見ておきたいところです。
ポイント
出費が増える一方、生活環境はかなり落ち着いてくる時期ですから、長く安定した環境で働けるかどうかも視野に入れたうえで大学生のお子さんがいる家庭に相応しい転職先を探していきましょう。
7.まとめ
今回は、ライフステージ別のオススメの保育士転職先について解説してきました。それぞれのライフスタイルにあった職場が見つかれば、いくつになっても保育士として活躍し続けることができるのではないでしょうか。転職・復職の際には是非、参考にしてみてください。
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