保育士が転職を考え始めた場合、すぐに次の転職先を探し始めるのではなく、まずは自分がこれからどうなりたいかを考え、その上で転職活動を始めることをおすすめします。
今回は保育士の将来像のイメージの描き方と、イメージした将来像を活かすための転職活動についてお話しします。
将来像を描く際のポイント
新卒で就職し、仕事を覚えて3年くらい経つと、転職を考え始める保育士も多いでしょう。「もう新人ではないけれど、まだ20代」という立場の保育士は、まず、これからの自分の将来像を描いてみましょう。
将来像を描く際は、保育士としての将来像だけでなく、自分の人生設計も含めて考えると良いです。
最初はぼんやりとした将来像を描く
自分の将来像を描くことを難しいと感じる保育士もいるでしょう。あまり深く考えず、最初は以下のようなぼんやりした将来像を描くだけで構いません。
- 結婚退職をしたい
- 主任として頑張り、最終的には園長になりたい
- 子供が生まれても保育士は続けていきたい
まずは、少しでもいいから「自分が今後どうなっていきたいか」をイメージしてみることが大切です。
将来像の参考にできる先輩保育士を探す
保育士が自分の将来像を描く時に欠かせない存在が、参考にできる先輩保育士の存在です。保育士としての仕事ぶり・保育に対する姿勢はもちろん、日頃のライフスタイルなども参考にできる先輩保育士を探しましょう。
参考とする先輩保育士は、自分よりもはるかにベテランといった保育士ではなく、自分より数年先をいっているような先輩保育士がおすすめです。
あまりにも現在の自分からかけ離れた存在の保育士は、将来自分がそうなる姿をイメージしづらく、目標とする存在としては不向きです。
将来像を実現するための転職方法
将来像を思い描けた保育士は、次に今の勤務先の保育園でその将来像を実現できるかどうか考えてみましょう。思い描く将来像が実現できないないと感じた場合は、転職する必要があります。
将来像を実現するための転職方法をご紹介します。
将来像の参考になる先輩がいる保育園へ転職する
気になる保育園の見学に行く際は、「将来像の参考にできる先輩保育士」がいるかどうかというのも、確認しておきたいポイントです。参考にならなそうな先輩保育士ばかりでは、わざわざ転職をする意味合いが弱まります。
保育園の雰囲気や勤務条件だけでなく、先輩保育士達の様子もチェックしましょう。
先輩保育士が活躍している保育園は勤める価値が高い
ベテラン保育士は年齢的にも主婦や子育て中の保育士が多く、家事・育児をこなすために、「職住接近」が保育士自身の中でかなり優先されることになります。
その場合、勤務先の保育園に多少の不満があってもそのまま働き続ける保育士も多く、全員が「心からその保育園に満足して働いている」とは言い切れません。
それに比べ、先輩保育士はまだ結婚していない場合が多いです。「勤め先に不満がある」「保育士としての成長が見込めない」と思った場合、先輩保育士はベテラン保育士に比べて転職をしやすい状況にあります。
新卒から数年経った先輩保育士が、ふと自分の将来像考えた際に「この保育園は違う」と感じたとしても、3月を区切りに別の保育園へ転職しようと考えることもできます。
このように、ベテラン保育士だけでなく先輩保育士も活躍している保育園は、仕事への満足度も高い可能性があり、勤める価値が高いと言えるでしょう。
ポイント
理想の勤務環境は、若手・先輩・ベテランの保育士が揃っている保育園です。ベテランばかりで数年経っても自分が一番若いままという保育園では、後輩を育てることが出来ず、自分自身の成長には繋がりません。
将来像の実現のために色々な手段で転職情報を集める
保育士が将来像をイメージし、その将来像の実現の為に転職しようと考えたら、次は情報収集をしていきましょう。情報を集める手段としては、下記に挙げたものが有効です。
- 保育士の求人サイトを見る
- ハローワークに行く
- 卒業した短大・専門学校・大学の先生や就職課をあたる
保育関連の教育機関で実習を担当している教師は、色々な保育園のことをよく知っていることが多く、情報をもらうにはうってつけの存在です。また、最近は保育士に関しても転職コンサルをしてくれるところがあります。
インターネットやハローワーク、過去にお世話になった学校などの場を十分に活用し、将来像を実現するために最適な保育園を見つけましょう。
ポイント
入校者のチェックが厳しい教育機関では、先生や就職課の方とのアポイントがないと学校に入れてもらえないところもあります。訪問する際は事前にアポを取っておくなどの対策が必要です。
まとめ
20代・30代で思い描いた人生がそのまま現実となることは稀ですが、自分の将来像をイメージすることで、理想の人生に近づけていくことは可能です。その際、「必要な情報を集める」・「行動をする」ということがポイントになるでしょう。
働きながら転職活動をスムーズに行うのは難しい場合が多いため、実家を頼れるのであれば1度退職し、実家の世話になりながら転職活動を進めたほうが納得のいく職場に出会える可能性があります。
ただし、実家に住みながら転職活動を行う場合、ついダラダラと転職活動の期間が延びてしまいがちです。離職する期間を具体的に決めて「〇月までに次の仕事を決める」と公言しておくと良いです。
転職を考えている保育士は、勤務条件などの目先のことだけに捉われるのではなく、自分の将来像をイメージし、自分にとってベストな道を選択していってください。
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