チャイルドマインダーとは、「家庭的保育のプロフェッショナル」のことを指します。英国でチャイルドマインダーは100年以上の歴史があり、家庭外保育を必要とする71%もの家庭が利用しているほど一般的です。
日本ではあまり広くは知られていませんが、これからの未来、チャイルドマインダーの需要が高くなってくると予想されます。
なぜなら、ご存知のとおり日本は待機児童問題を抱えています。待機児童を解消しようと様々な討論がなされていますが、待機児童問題が解消されるまではかなりの時間を要するでしょう。
むしろ、現在は子どもは保育園か幼稚園に預けるというのが一般的ですが、将来的に日本も英国のようにチャイルドマインダーを利用するのが一般的になるかもしれません。
そのような事情から、現在、スキルアップを望むベビーシッター・保育士・幼稚園教諭などの保育従事者からの転身先としてチャイルドマインダーが人気急上昇中です。
今回は、チャイルドマインダーについて詳しくご紹介したいと思います。
1.チャイルドマインダーの資格取得方法
チャイルドマインダーの資格は、保育士・幼稚園教諭・小学校教諭などの保育従事者が家庭的保育の専門知識と技術を学び、スキルアップするために取得されることが多い資格です。
保育・教育の資格を持っていない人でも資格を取得することが可能なので、子育て経験者や子どもが好きな方にも人気の資格となっています。
養成講座受講後、試験に合格するだけ!
チャイルドマインダーの資格取得の流れはチャイルドマインダー養成講座を受講後、試験を受けて合格するだけです。一般的に、資格取得までにかかる時間は3~6ヶ月ほどと言われています。
養成講座は通信・通学から選ぶことができるので、自分のライフスタイルに合わせて、選択してください。
チャイルドマインダーの合格率は90%!
チャイルドマインダーの試験合格率は90%です。このことから難易度はそれほど高くないことが分かりますが、しっかり授業を受けて内容の濃い学習が必要となってくるようです。
2.チャイルドマインダーの仕事内容
チャイルドマインダーが預かることのできる子どもの年齢は、基本的に0歳~12歳までです。その家庭の育児方針・教育方針に沿って安心・安全な保育を行わなければなりません。
預かる子どもが「大切にされていることを実感」する保育をしなければいけないため、チャイルドマインダーが1度に対応できる子どもの人数は1~3人と決められています。(子どもの年齢によって例外あり)
チャイルドマインダーは、預かる子ども1人1人に合わせたキメ細やかな保育を行わなければなりません。
食事・排泄・遊び・しつけなど「保育全般」
チャイルドマインダーは基本的に保育全般をこなさなければなりません。保育園・幼稚園などの仕事内容とさほど変わらないので、今までこれらの施設で働いたことがあればすぐに要領を掴むことができるでしょう。
安全な環境を提供しなければならない
チャイルドマインダーは通常の保育はもちろん、安全な環境を提供しなければなりません。そのためには、注意深い観察力や臨機応変に対応するスキルが必要です。
3.チャイルドマインダーの収入について
チャイルドマインダーは基本的に月給制ではなく、「預かる人数×保育料」で給与をもらいます。自分で給与を決めることができる、一般的な企業勤めとか少し変わった給与体制となります。
保育料は地方と都心部では金額が大きく異なるため、チャイルドマインダーを目指すのでしたら予め自分の住んでいる地域の相場を調べておいた方がいいでしょう。
チャイルドマインダーが保育できる児童は1人あたり最大4人と決まっているため、保育料の相場が安い場合は稼げる金額に限度があることを心得ておきましょう。
訪問型より在宅型の方が単価が高い
チャイルドマインダーの働き方として訪問型と在宅型がありますが、訪問型の1時間当たりの保育料の相場が700~1,000円なのに対し、在宅型では1時間当たりの保育料の相場が1,500円前後と言われています。
これだけ単価が違うと月収に大きな差がでてくるため、どちらの働き方にするかじっくり考えたほうが良いでしょう。
在宅型の単価が高い理由
仕事内容は同じはずなのに、なぜ訪問型と在宅型の単価に大きな差がでるのかというと、在宅型は「自宅を保育場所として提供しているから」です。
預かった子どもが自宅の壁に落書きをしたり・汚したりするなどは充分起こりえることです。多少であれば相手側に損害賠償を請求できないので、在宅型は修繕費がかかることを見込んで経営しなければなりません。
訪問型の月収モデル
訪問型の一例として、時給900円で1日9時間児童1人預かった場合の月収は以下の通りです。(月の稼動日数20日の場合)
- 時給900円×9時間×児童1人=8,100円/1日
- 20日×8,100円=162,000円
時給や稼働時間・日数によって変動しますが、高い給与をもらえる働き方ではないようです。
在宅型の月収モデル
在宅型の一例として、時給1,400円で1日9時間児童1人預かった場合の月収は以下の通りです。(月の稼動日数20日の場合)
- 時給1,400円×9時間×児童1人=12,600円/1日
- 20日×12,600円=252,000円
在宅型だと自分のスキルや経験に合わせて複数の児童を自宅で預かるように経営することが可能なので、人数が増えるほど高収入になります。
4.チャイルドマインダー資格取得のメリット
近年チャイルドマインダーが人気の理由は、チャイルドマインダーの資格を取得することによってたくさんのメリットを得られるからです。
働き方が自由に選べるほか、現在なんの資格も持っていなくても受験資格があるため、様々な人が資格取得を希望しています。
何歳になっても働くことができる
チャイルドマインダーの資格を取得すれば、自分が元気でいるうちはいくつになっても働くことが可能です。女性は妊娠・出産などをキッカケに今まで働いていた職場を1度退職することも多いですが、ブランクや年齢を重ねるにつれて就職がしづらくなってしまいます。
チャイルドマインダーは年齢やブランク問わずに働くことが比較的可能なので、就職先に困ることが少ないです。
自宅で開業できる
チャイルドマインダーの資格を取得すれば自宅で開業することができます。ですが、開業するには安全基準に沿って環境を整える必要があり、地域によっては自治体の保育課へ届け出が必要な場合もあります。
自宅で開業できれば比較的自由な働き方ができるので、子どもがいる女性にとっては良い働き方でしょう。
働き方を自由に選べる
チャイルドマインダーが活躍できる職場や働き方は、以下のように多岐に渡ります。
- 自宅を保育室とする「在宅型」
- 依頼者の自宅に伺う「訪問方」
- 「在宅型」と「訪問方」を合わせた「混合型」
- 自治体や企業と契約する「施設型」
このように、自分のライフスタイルや希望する収入に合わせて、働き方を自由に選ぶことができます。
5.チャイルドマインダーの資格取得ならNCMA,Japanがお勧め!
チャイルドマインダーの養成講座で有名なのが、NCMA,Japanです。NCMA.Japanの強みや他社との違いは以下の通りです。
- 全英チャイルドマインダー協会の指導に基づいたトレーニング方針を採用している
- 英国政府に認定された、トレーニングプログラムを熟知した講師が指導してくれる
- 地方自治体が実施する研修で活用されている
- 資格取得者のサポートが充実している
- NCMA.Japanはチャイルドマインダー養成講座を日本で初めてスタートした第一人者
- NCMA.Japanはチャイルドマインダー養成講座に特化している
- 厚生労働省が発行する家庭的保育ガイドラインにカリキュラム等が参考にされた
このように、NCMA,Japanは他社にはない魅力をたくさん持っているので、もしあなたがチャイルドマインダーの資格を取得したいのであればお勧めの養成講座です。
NCMA,Japanは教育方針がしっかりしている
NCMA,Japanのトレーニング方針は、全英チャイルドマインダー協会(NCMA,UK)の指導に基づいています。以下のような目的をもって指導しているため、高度な能力が身につきます。
- 知識と技術をしっかり固めて実践できること
- 新しい知識や技術を多く学び習得すること
- 新しいものの見方と異なった就労方法を獲得すること
- 強い価値観と自己の立場を確立し、実践で活かすこと
チャイルドマインダーとして子どもの預かる限りは、臨機応変に対応できる知識が幅広く必要になってきます。このような目的を持ち指導することで、受講者には高度な保育を習得してもらいます。
正式なオフィシャルマインダーになれる
正式なオフィシャルマインダーになれるのは、NCMA,UKと独占契約しているNCMA,Japanに入会登録しており、NPO法人日本チャイルドマインダー協会登録の会員のみです。
NCMA,UKとは
1977年に設立された、英国政府・自治体と連携し、質の高い保育を提供するために専門的な研修カリキュラムの開発・自治体での専門研修・職業基準の法律改正などに貢献する団体です。
全国で2万人以上がNCMA,Japanを卒業している
今まででNCMA,Japanを卒業した人は全国で2万人を超えています。多くの卒業者を輩出しているので安心して受講することができます。また、NCMA,Japanチャイルドマインダーの会員登録数は約7,000人にのぼります。
子育て・保育経験がなくても安心!
英国チャイルドマインダー養成講座を受講する約50%の人は、子育て・保育経験がありません。
受講修了後、先輩のチャイルドマインダーの元で保育実習を行っている他、チャイルドマインダーの仕事に慣れるまではグループ保育のスタッフとしてバックアップを受けれるため短期間で実践経験を積むことができます。
受講修了後、すぐに仕事ができる
NCMA,Japanが提供する「チャイルドマインダーネットワーク会員」に入会することで、自治体や企業の施設内保育・個人宅への訪問保育などの仕事を紹介してもらうことが可能です。
自宅での開業を希望する方には、NCMA,Japan名称ロゴ入り認定看板を貸与してくれます。
まとめ
この記事を通してチャイルドマインダーの魅力が伝わったでしょうか。
チャイルドマインダーは、自分のライフスタイルに合わせて自由に働き方を選択することもでき、健康であれば何歳になっても続けられる仕事です。在宅型に至っては高い収入を得ることも可能ですので、子どもが好きな方にとっては理想の職業なのではないでしょうか。
もちろん勉強は必須ですが、比較的難易度が低い資格ですのでやる気さえあれば誰でも挑戦することが可能です。
お勧めしたNCMA,Japanのチャイルドマインダーの養成講座は、東京都から「家庭的保育のスペシャリスト」として承認されていますし、気になる方はぜひ資料請求してみてください。
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