このページでは、これから初めて保育士へ転職しようとしている方に向けて、オススメの職場や職場選びのポイントをご紹介していきます。
特に、他職種から保育士へ転職するのであれば、これまでの経験を活かせる職場を選ぶことが一番です。なぜなら、そうすることで、面接もスムーズにいきやすく働き始めてからも比較的早い段階で即戦力になれるからです。
そして保育士が働ける職場は何も「保育園」だけではありません。ですからここでは、一般的な保育園という項目は敢えて外してその他の可能性を中心に考えてみます。
1.教育関係から保育士へ転職する場合
小学校~高校までの教育現場で働かれていた教師の方は、
- 子どもに勉強を教える
- 子どもを取り巻く問題を考える
- さまざまな要望の強い保護者への対応
といったような経験が、保育士に転職する上での「強み」になります。
ただ、これまでの対象者はそれなりに意思疎通のはかれる子ども達であったため、いきなり乳児分野を扱うのは少し躊躇してしまう のではないでしょうか。
幼児・学童児の分野の職場がおすすめ
上記の点を考慮し、教育関係の仕事から保育士へ転職する場合は比較的年齢が上がった幼児・学童児の分野から始めてみてはいかがでしょうか。
おすすめの職場としては、
- 学童保育所
- 児童養護施設
- 保育園の4・5歳児クラス
などが挙げられます。
ポイント
教員免許保持者は 優先的に4・5歳児クラスに配属されやすい自治体 などもあります。
大きな子どもから少しずつ保育施設の雰囲気に慣れ、徐々に幅を広げていくのも良いでしょう。
2.一般企業から保育士へ転職する場合
一般企業とひとことでまとめてもその職種や業態はさまざまですが、まず一般企業の方が保育士転職を考える場合には、あとで「こんなはずじゃなかった・・・」と悔やまないよう、市場調査からスタートするようにしましょう。
保育士業界はさまざまな改善がみられてきている一方、まだまだ給料をはじめ様々な待遇・福利厚生が、一般企業ほど整っていない現状があります。
また未経験の分野ということで、ある程度社会人キャリアを積んでいる場合にも、保育士になるとかなりのダウン待遇からのスタートということも考えられます。
そういったことを知らずに、軽い気持ちで保育士へ転職してしまうと、早い段階で挫折してしまう可能性があります。だからこそ、実際に転職する前に保育士という職業の市場調査を怠らないようにしてください。
福利厚生が整っている職場がおすすめ
保育士の実情を知り「それでも私は保育士の世界で頑張ってみたい!」と思えるようであれば、まずは以下のような、比較的福利厚生の整っている職場を選ぶことをおすすめします。
- 企業内託児所
- 運営母体が株式会社等企業の保育園
どちらも、サラリーマン・OLに準ずる待遇で保育士として働ける職場です。
また、企業内託児所であれば、会社のカレンダー通りのシフトとなるため、これまでと似た休日や時間帯で働けます。
前職とのギャップが少ない職場から始めよう
このように、最初は出来るだけ前職とのギャップが少ない職場を選択することが、これからも保育士として長く働き続けられる秘訣になるのではないでしょうか(前職で高待遇を受けていた場合は特に)。
3.接客関係から保育士へ転職する場合
接客関係の仕事をされていた方は
- 高いコミュニケーションスキルがある
- 丁寧な言葉遣いができる
- 臨機応変な対応ができる(クレーム対応など)
ことが、保育士へ転職する上での強みです。
細かいサービスを必要とする職場がおすすめ
上記の強みを活かすためには認可保育園などのより細かいサービスや接客対応の求められる職場がおすすめです。例えば、
- サービス重視の認可外保育園
- デパートなどの託児所
- 幼児教室
- ベビーシッター等の訪問型保育サービス
といった、保護者や利用者の要望にダイレクトに応える 職場が良いでしょう。
保育士も立派な「接客業」です
語弊はあるかもしれませんが、保育士も立派な「接客業」であることには違いありません(特に保護者対応でそれを痛感するはずです・・・)。
ここでは、あなたの経験をより活かせるために細かいサービスを必要する職場をご紹介しましたが、基本的に接客関係の仕事をしていた人はどこにいっても歓迎されます。
4.専業主婦から保育士へ転職する場合
専業主婦から保育士へ転職しようとする場合、子育てが一段落しているケースが多いのではないでしょうか。
豊富な育児経験を活かし地域の子育てを支援する
子どもが進学・独立などをし、もう世話をする必要がなくなった専業主婦の方は、
- 児童館
- ベビーシッター
- ファミリーサポートセンター(詳しくは、「ファミリーサポートセンターのご案内」の冊子を参照ください)
のような、これまでの豊富な育児経験を活かし地域の方の子育てを支援出来るような職場をおすすめします。
しばらく働いていなかったのなら転職サイトの力を借りよう
専業主婦の期間が長くしばらく働いていなかった場合は、転職をする際に保育士転職サイトの力を借りるようにしてください。
保育士転職サイトでは求人探しを手伝ってくれるだけではなく、
- 履歴書作成の際の注意点
- 面接対策
についても指導してもらえるからです。
補足
専業主婦の方は、育児の事はプロでも、こうした部分の知識はすっかり忘れてしまっていることも多いのではないでしょうか。
採用側に 「世間知らず」という印象を持たせないためにも、ぜひ活用することをおすすめします。
まとめ
保育士としては「未経験」であっても、前職を経験していることでの「強み」は、どんな職種でも必ずあるはずです。
「それを保育士転職に活かせるか」がポイントです。
うまくアピールできずに選考落ちになったり畑違いの転職先を選んでしまったりするリスクを回避するためにも、経験を振り返りながら自己分析や、保育の市場調査をしっかりとおこなって、転職後も自分らしく輝けそうな職場を探してみてくださいね。
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